みんなの悩みどころ?外壁塗装にうってつけの時期は?
自宅の外装は年数がたつにつれ、少しずつ劣化します。そのまま放置するとひび割れや剥がれにつながるため、定期的な塗装が欠かせません。しかし、外壁塗装を施す時期は、多くの人にとって悩むポイントのひとつ。せっかくなら、うってつけの時期に塗り直したいところです。今回は外壁塗装に最適な季節について解説します。
塗装に最適な時期・季節はよくあるお悩みポイント
これから外壁塗装を予定している人の多くは、どの時期や季節に塗装をすればよいのか悩みがち。よくあるお悩みポイントを、全部で3つ見ていきましょう。
前回の塗装から、どのくらい期間を空ければよいのか
定期的な塗装が必要なこと自体はわかっていても、具体的に前回の塗装から、どのくらいの期間を空ければよいのでしょうか。塗装が水性か油性か、1液か2液かなどによって違いが生じるものの、塗装の種類ごとの耐久年数の目安は以下の通りです。
・アクリル5年~7年
・ウレタン8年~10年
・シリコン10年~15年
・フッ素15年~20年
・無機20年~25年
ただし、上記の目安は室内におけるものです。そのため、外壁の場合は目安よりも早く塗装が必要となるでしょう。
雨の日は塗装できるのか
基本的に雨が降っている日は、外壁塗装の作業はできません。雨水が塗装に混ざってしまったり、雨がまだ乾いていない部分に付いてしまったりする可能性が高まるためです。たとえば、朝のうちは雨が降っていなかったとしても、雨の予報が出ていると作業を中止することもあるでしょう。
気温の高さや低さ、湿気の有無は塗装に影響を与えるのか
具体的な基準は塗料メーカーによって異なりますが、気温の高さや低さ、湿気の有無は塗装に影響を与えると考えてよいでしょう。たとえば、気温5℃以下の環境では、塗料がなかなか乾燥しません。湿度80%~90%以上の環境下も同じです。また、気温が高すぎると塗料の乾燥が速まって塗りにくくなったり、乾いた面にローラーが引っかかったりすることもあります。
外壁塗装に最適な季節はどれ?
上記で解説したように、外壁塗装に時期や季節は大きく影響を与えます。春・夏・秋・冬と、梅雨の時期に分けて、それぞれの特徴を見ていきましょう。
春
春は外壁塗装にもっとも適した時期のひとつです。全国的に気温と湿度が安定しており、また、適度な乾燥も外壁塗装に適しているでしょう。日照時間も長く、外壁塗装にとってのベストシーズンです。人気が高い季節のため、優良業者は3か月前から予約が埋まってしまうかもしれません。塗装することが決まっていれば、できるだけ早く業者に問い合わせを入れておきましょう。
梅雨
梅雨は湿度が高まって塗料が乾きにくくなることから、工期が予定よりも延びる可能性が高まります。そのため、梅雨の時期に施工を依頼する人は少ないでしょう。反対に、依頼者が少なくなることから、業者によっては大きく割引をしてくれるところもあります。工期が延びても問題がない場合は、お得に塗装できるでしょう。
夏
梅雨が明けた夏は雨が少なく、外塀塗装に適した時期といえます。比較的空気も乾燥しているため、安定して作業が進んでいくことでしょう。ただし、ゲリラ豪雨や台風などが発生すると、工期が延びる可能性があります。また、工事中は窓を開けられないため、エアコンの使用が必須です。
秋
秋も春と同じように、外壁塗装のベストシーズンといわれています。気温と湿度が安定しており、しっかりとした塗装となるでしょう。やはり優良業者はすぐに予約で埋まってしまうので、できるだけ早く問い合わせをしておくことが欠かせません。
冬
雪が多く積もるエリアの場合、11月後半~3月初めまでは塗装ができなくなるでしょう。また、積雪エリア外も気温が低くなったり、夜露が発生したりすると、工期が延びることも考えられます。梅雨と同じように依頼者が少なくなることから、業者によっては料金を割引してくれるところもあります。
季節よりも大切にしたいこと
上記で解説したように、外壁塗装には適した時期・季節というものがあります。しかし、季節以上に大切にしたいのが、業者選びです。経験豊富で高いスキルを持った業者なら、その時々の気温や湿度、気候などに合わせながら、どの季節でも安定した作業を行ってくれるでしょう。優良な業者を選ぶポイントは次の通りです
・過去の施工実績が豊富
・見積もり前の現地調査を丁寧に行ってくれる
・担当者が丁寧に応対してくれる
・施工保証がしっかりしている
見積もりを取ってもらったら、複数の業者を比較してください。複数の見積もりを見比べてみることで、作業内容や価格の適正さが見えてくるはずです。
まとめ
1年の中で外壁塗装にもっとも適した時期は、春と秋です。どちらの季節も気温と湿度が安定しており、適度に乾燥もしていることから、しっかりと塗装を施せます。梅雨や冬は工期が延びることがあるものの、業者によっては思わぬ割引を適用してくれるかもしれません。それぞれの希望やニーズなどに合わせて、ぴったりな時期を選んでください。