奈良で防水工事でおすすめの業者7選
奈良県にお住まいの方のなかには、防水工事を検討しているけど、どの業者を選べばよいかわからない方がいるのではないでしょうか。各業者の特徴を比較しながら、自分に合ったところを選ぶことが大切です。
そこで本記事では、奈良県にある防水工事に対応している業者のなかから、おすすめの3社を厳選しました。各社の特徴をご紹介するので、ぜひ業者選びの参考にしてください。
屋根塗装の相場はいくらぐらい?
屋根塗装にかかる費用の相場は、40万円からとなっています。ただし、あくまでもこの金額は相場であり、屋根の状態や使用する塗料によっては、高くなることも安くなることもあります。
屋根塗装にかかる費用としては、主に「塗料代」「人件費」「足場代」「業者の利益」の4つで構成されています。ちなみに、内訳比率は一般的に、塗料代が約20%、人件費が約30%、利益が約30%と言われています。
塗料には、ウレタンやシリコン、フッ素、無機などの種類があり、耐久性が高いほど費用も高い傾向にあります。最も費用を抑えられるウレタンは、1缶当たり5,000円から1万5,000円ですが、耐久年数は約3年から5年とされています。
一方で、最も高額な無機塗料は、1缶当たり5万円から12万円ですが、約10年から15年ほど持つと言われています。安価な塗料は、塗り替え費用は抑えられるものの、またすぐに塗り替えが必要となるため、長い目で見ると損する可能性があります。そのため、塗料選びの際には、1回でかかる塗料代金だけでなく、将来的な塗り替え回数まで含めて検討することをおすすめします。
なお、屋根塗装の費用を抑えたい場合には、屋根と外壁の塗り替えを同時に行うと良いでしょう。外壁塗装に関しても屋根塗装と同様に足場代が発生します。
つまり、屋根と外壁の塗装を合わせて行うことで、足場代を節約できます。どちらかの塗装を検討している場合には、合わせて塗り替えを検討しましょう。
屋根の種類によって作業が変わってくる
屋根の種類によって、塗り替えの作業は異なります。一般的な「スレート屋根」と「トタン屋根」の場合の作業工程を紹介します。
スレート屋根
スレートとは、薄い板状に加工された建築材のことです。スレートには、天然石を使った「天然スレート」とセメントに繊維材料を組み合わせて作られた「化粧スレート」の2種類がありますが、屋根に使用されるのは化粧スレートが一般的です。
スレート屋根の塗り替えは「高圧洗浄」「タスペーサーの設置」「下塗り」「中塗り」「上塗り」の流れで行われます。まず、高圧洗浄を行い、屋根に付着したコケや砂埃を削り落とします。
また、高圧洗浄の工程において、タスペーサーを設置します。タスペーサーとは、スレートとスレートの間に人工的なすき間を作る器具のことであり、雨漏り防止の効果があります。
これらの工程が完了した後に下塗り・中塗り・上塗りの3段階で塗り替えを行います。
トタン屋根
トタン屋根とは、亜鉛メッキ鋼板を使った屋根のことです。ベースが金属なので、定期的な塗り替えが必要です。
トタン屋根の塗り替えは「ケレン」「下塗り」「中塗り」「上塗り」の流れで行います。トタン屋根はサビやすい素材なので、サビを取り除くためにケレン作業が必要となります。
ケレン作業完了後に下塗りを行いますが、トタン屋根の場合はサビ止めの塗料を塗る必要があります。なお、サビ止め塗料は紫外線に弱いので、保護するために中塗りが必要です。
その後、上塗りを行い、厚みをつけて完了となります。
屋根塗装の工程について
屋根塗装の基本的な工程について、くわしく解説します。
高圧洗浄
屋根塗装においては、まず初めに「高圧洗浄」を行います。高圧洗浄とは、屋根に付着している汚れを高圧の水流で洗い流すことを指します。屋根に汚れに残っていると塗料がはがれ落ちるリスクがあるため、この工程は欠かせません。
なお、高圧洗浄中は、周囲に水が飛び散るので洗濯物を外干しすることができません。また、自宅だけでなく、周辺の住宅でも洗濯物を干せない可能性があるため、あらかじめ相談しておくと良いでしょう。
下塗り・上塗り
屋根塗装においては、下塗りと上塗りの2回塗料を塗るのが一般的です。屋根の素材や状況によっては、中塗りを含めた3回の塗装が必要となる場合もあります。
下塗りは、屋根材と上塗り塗料の接着剤としての役割を担っています。もし下塗りを行わないと、いくら良質な塗料を使ったとしても色むらが発生する可能性が高くなってしまいます。
また、下塗りが完了した後に上塗りの工程へと移ります。なお、塗料には乾燥期間が決められており、1度塗るたびに乾燥期間を設ける必要があります。乾燥期間は塗料によってさまざまなので、気になる場合にはカタログなどをチェックしてみましょう。
もくじ
株式会社和田塗建
会社名:株式会社和田塗建
住所:奈良県大和郡山市西町208-1
電話番号:0743-85-7480
株式会社和田塗建は、防水工事をはじめ、外壁塗装や屋根塗装などにも対応している業者です。10,000件以上の施工実績があり、なかにはリピートしたりほかの方に紹介したりする顧客がいます。ドローン点検を扱っており、最新技術を取り入れたサービスが数々あります。
完全自社施工で担当者が変わらない
株式会社和田塗建は、下請け業者に工事を依頼するのではなく、すべて自社で完結する点が特徴です。自社直属の職人が工事を行うので、ほかの業者とのやりとりが不要になり、スムーズに工事を進められる可能性があります。
ほかの業者に依頼しないので、その分の費用を節約することができます。そのため、品質を確保しながら、顧客にリーズナブルな価格でサービスを提供できるでしょう。
また、見積もりの提案から契約、アフターフォローまで、同じ担当者が対応しています。担当者間での引き継ぎがないので、新しい担当者とコミュニケーションを取らなければいけないという事態を回避できる点もメリットです。
国から認められている優良施工認定店
株式会社和田塗建は、国土交通省が設けた制度によって、優良施工認定店として認められた業者です。この制度では、顧客が安心してサービスを利用できるのかを調べ、一定基準に達していれば認定マークを発行してもらえます。
また、施工に使用する材料は、顧客に安心してもらえるように出荷証明書を提出しています。出荷証明書により、余った材料を使い回していないか、適切な費用で見積もっているかなどが明確になるでしょう。
工事を進めていくなかで、全工程を写真で撮影して顧客に提出しています。社内だけではなく、顧客にもすべての工程を共有していることから、品質がしっかり管理されているといえます。
技術の高い職人が担当
株式会社和田塗建の職人は、一つひとつの工程を丁寧にこなしレベルが高い点が特徴です。リフォームとはいえ、新築と思ってしまうほどの丁寧さに感動する方が多いといわれています。
見積もりを提案する段階から職人と話せるので、専門的な知識を活かした施工内容を聞くことができます。自分でリサーチしてもわからなかったことを教えてもらったり、よりよい施工案を提案してもらうことが可能です。
施工事例
株式会社ミズノ
会社名:株式会社ミズノ
住所:奈良県桜井市吉備637-15
電話番号:0744-43-1031
株式会社ミズノは、奈良県を中心に関西圏で施工を行っている業者です。防水工事に力を入れており、これまでに新築のマンションや庁舎、学校、病院などの建物での施工実績があります。大規模工事にも対応した実績があるので、信頼性が高いといえるでしょう。
40年以上の豊富な実績
株式会社ミズノは、1972年に前代表が創業してから40年以上が経ちます。防水工事について、経験を積むとともに、いかに雨漏りのない建物をつくれるかに注力してきました。
代表自身、監理技術者、1級建築施工管理士・2級土木施工管理士・2級建築経理士の国家資格、建築仕上げ診断技術者の認定資格を取得しています。長年の実績を積んできただけではなく、代表自身が数々の資格を持っているので、信頼性が高いといえるでしょう。
さまざまな防水工法を採用
株式会社ミズノの防水工事では、建築防水工法と土木建築工法を採用しています。一般的に、建築防水工法は一軒家やマンションなどで用いる工法で、土木建築工法はトンネルや道路などの公共の場で用いられることが多いです。
建築防水工法は、スタンダードなアスファルト防水やシート防水、塗膜防水などです。アスファルト防水といっても、熱工法やトーチ工法、冷工法とさまざまな工法があります。シート防水も、塩ビシート防水工事とゴムシート防水工事の2種類に分けられます。
また、防水工事だけではなく止水工事にも対応することが可能です。すでに水漏れが発生している場合は、止水工事を行ってから防水工事を行えます。
公式サイトに施工実績を掲載
株式会社ミズノの公式サイトは、各工法ごとに施工実績を掲載しています。施工が完了するまでの写真を掲載しており、複数枚の写真からどのように施工を進めているのかがわかるでしょう。
業者によっては、施工実績を掲載しても写真の枚数が少ないことがあります。しかし、株式会社ミズノは掲載している写真枚数が多いので、提供している情報量が多いといえます。とくに、どの工法を選べばよいかわからない方や、施工の丁寧さを重視したい方におすすめです。
施工事例
株式会社協和防水
会社名:株式会社協和防水
住所:奈良県奈良市神殿町164-16
電話番号:0742-61-4193
株式会社協和防水は、奈良県奈良市を中心に防水工事を行っている業者です。すでに雨漏りが起こっている場合から、住宅のメンテナンスまで対応しています。雨漏り診断も行っているので、予防目的で防水工事を行いたい方におすすめです。
代表自らが現地調査
施工を行うとき、代表自らが現地まで足を運び調査します。相談や打ち合わせ、施工、アフターフォローまで自社ですべて行っています。ほかの業者に任せることがないので、業者間とのすれ違いが起こりません。
顧客にとっては、代表が直接顔を見せて対応してくれるので、安心して任せられるでしょう。わからないことや相談したいことがあれば、誰に聞けばよいか明確になっている点が魅力です。
各工法のメリットとデメリットを紹介
株式会社協和防水の公式サイトには、どのような工法を用いているかだけではなく、各工法のメリットやデメリットを掲載しています。メリットのみを掲載している業者が多いですが、デメリットも掲載されていると、工法選びの参考になるでしょう。
事前にデメリットを理解しておくことで、施工を終えてから後悔してしまう事態を回避できます。とくに防水工事の工法について知識がない方や、工法の違いがわからない方などは、事前に知識を身につけておくことができるでしょう。
アフターフォローを徹底
株式会社協和防水は、ただ施工を終えて完了ではなく、施工後もアフターフォローを徹底しています。万全の状態で施工を進めても、施工後に不備な点が生じる恐れがあります。施工後も顧客からの問い合わせに対応しているので、安心して利用し続けられるでしょう。
また、奈良県奈良市で施工を行っている地元密着型の業者です。近隣で工事を行う際、様子を見に挨拶しにいくことがあります。小さなことでも要望があれば、その際に伝えることが可能です。
施工事例
大和瀝青工業所
会社名:大和瀝青工業所
住所:奈良市朱雀5-2-1 25-303
電話番号:0742-71-8746
大和瀝青工業所は、1978年に創業した防水工事業全般を請け負う会社です。防水工事に特化したプロとしての技術をもつ会社であり、奈良市内を中心に多数の雨漏りの悩みを解決してきました。
主な業務内容は、塩ビシート防水・FRP防水・ウレタン防水・ポリマーセメント防水・シーリング工事・アスファルト防水などによる防水工事の施工です。大和瀝青工業所の技術力は高く評価されています。その証拠に、奈良市や生駒市、天理市、三重県伊賀市などで多数の大型物件の施工を任されています。
奈良市立佐保小学校のアスファルト防水改修工事、奈良市役所立体駐車場の新築工事におけるアスファルト防水工事・シーリング工事、奈良市営住宅の建て替え工事、奈良県水道局御所浄水場の水槽改修工事、県立生駒高校の大屋根アスファルト防水工事など多数の公共物件も手がけています。
こうした工事を手掛けられるのは、大和瀝青工業所に経験豊富な職人が多数在籍しているからです。職歴40年以上のベテラン職人が、長年の経験で培った技術を使って最適な防水加工を施します。
大和瀝青工業所は防水と名の付くあらゆる工事が可能である防水の専門会社です。雨漏りなどで困っている方は、ぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか。
施工事例
株式会社SD・リアライズ
会社名:株式会社SD・リアライズ
住所:奈良県橿原市東池尻町209
電話番号:0744-35-2518
SD・リアライズは、奈良県橿原市に本社を構える防水工事会社です。会社の代表は、一級防水施工技能士の資格をもっており、職人として20年以上の経験を積んでいます。会社の主な業務は、防水工事やシーリング工事、下地補修工事などです。
SD・リアライズの強みは3つあります。1つ目の強みは、高い技術力を有している点です。SD・リアライズには、国家資格である一級防水施工技能士の資格を持った職人が複数在籍しているため、高い工事品質を維持できます。
2つ目の強みは、これまで積み重ねてきた安心と信頼の実績です。奈良県内はもとより、大阪府や京都府、兵庫県など近隣各県で施工実績を積み重ねてきました。
その過程で、技術力だけではなく経験や知識、応用力を培いました。とくに、下地工事や防水工事における豊富な経験を積み重ねてきたのです。
3つ目の強みは、万全のアフターフォロー体制を有していることです。施行後に万が一不具合が発生した場合は、すぐに駆け付けて対処します。
また、防水効果は経年劣化により徐々に損なわれていくため、定期的なメンテナンスが必要です。SD・リアライズは定期的なメンテナンスや補修工事も責任をもっておこなっています。
奈良県を中心に近畿地方一円で工事を請け負っているため、防水関連で不安がある場合は、SD・リアライズに相談してみてはいかがでしょうか。
施工事例
タツミ工業
会社名:タツミ工業株式会社
住所:奈良県橿原市曽我町1196-2
電話番号:0120-71-8008
タツミ工業は、奈良県橿原市の本社と奈良市の支店で事業をおこなっている会社です。防水工事や雨漏り修理、外壁塗装、屋根塗装などをおこなっている塗装職人の直営店です。タツミ工業は、工事の品質にこだわる業者です。
1つ目のこだわりは下地処理です。下地処理とは、防水工事の効果を高めるためにおこなう一連の作業のことで、高圧洗浄による汚れの除去やひび割れの補修、うき部分の撤去・補修をさします。
下地処理を丁寧におこなうことで、下地表面の状態を綺麗にでき、防水工事の仕上がりを良くできるのです。
2つ目のこだわりは防水加工そのものへのこだわりです。防水工事を丁寧におこなわなければ、耐久性が低くなり数年で防水機能が失われてしまいます。
たとえば、ウレタン防水なら1度塗りだけでは薄すぎるため、長持ちしません。塩ビシート防水であれば、下地に絶縁シートを張らなければ防水効果を長期的に維持できません。
3つ目のこだわりは職人の高い技術です。防水工事ではさまざまな工法を用いますが、それらを正しく施工するには職人に高い技術がなければなりません。
タツミ工業は、高い技術を持った職人が正しく施工をすることで、防水機能を長持ちさせています。当たり前のことを徹底することで、10年後の仕上がりが変わってくると考えているためです。
施工事例
南都シールド株式会社
会社名:南都シールド株式会社
住所:奈良県奈良市西九条町2丁目1-18
電話番号:0742-64-0088
南部シールドは、奈良市に本社を構える防水工事業・塗装工事業の事業者です。2002年に創業し、2018年に会社化しました。創業以来、さまざまな方法で顧客の要望に応えてきました。
南部シールドの特徴は、プロがおこなう確かな工事です。在籍する職人を適材適所で配置し、施工品質が高い工事をおこなっています。南部シールドでは6つのタイプの防水工事をおこなっています。
最も耐用年数が高いのが塩ビシート防水です。塩化ビニル製のシートを接着藍などで下地に張り付ける工法です。塩ビシート防水は、工期が短く低コストで、なおかつ紫外線や熱に対して優れた耐久性を持っています。
ウレタン塗膜防水はウレタンゴムの防水材を下地に張り付けて防水層を形成する方法です。改質アスファルト防水は、耐久性が高く施工のばらつきが少ないため信頼性が高い工法です。
このほかにも、FRP防水や勾配屋根シングル葺き、外壁目地やサッシ回りなどのシーリング工事も請け負っています。
施工部分に応じて適切な防水工事をおこえるため、多くの顧客のニーズに応えられるでしょう。詳しい施工内容などは南部シールドに直接お問い合わせください。
防水工事とは?
防水工事とは、建物を雨水などの侵入から守るための工事のことです。建物内に雨水が侵入すると、耐久性が著しく低下します。
そのため、屋根や屋上、バルコニーといった侵入リスクの高い箇所については、防水工事が行われています。また、防水工事は新築時だけでなく、改修工事や修繕工事の際にも実施されます。
ちなみに、防水材にはさまざまな種類があり、施工場所や用途によって使い分けられています。主な施工方法としては「ウレタン防水」「FRP防水」「塩ビシート防水」「ゴムシート防水」などが挙げられます。
工期が短く、廃材が出ないウレタン防水は、陸屋根や屋上、バルコニーなどの場所で採用されています。また、耐久性に優れたFRP防水は、マンションやビルの屋上、バルコニーなどで多く用いられていますが、材料費が高価なことから限られた場面で使われています。
なお、防水工事に関わる作業員は防水工と呼ばれています。防水工になるためには、特に資格や学歴は必要とされていません。
ただし、一定規模以上の建設業を営む場合には、建設業の許可が必要となりますので、注意しましょう。
防水工事の相場はいくらぐらい?
防水工事にかかる費用は、施工場所や状態によって上下します。主に用いられている4種類の工法の相場を紹介します。
ウレタン防水
ウレタン防水は、補修の際に最も選ばれている工法です。液状の材料を用いるため、どんな形状のものにも対応できます。ただし、乾燥には時間がかかるため、多くの人が通る廊下や階段などには不向きとされています。
ウレタン防水の耐用年数は約10年から13年とされており、費用相場は1平方メートルあたり2,500~7,000円です。
塩ビシート防水
塩ビシート防水は、ウレタン防水に次いで多く用いられている防水工法です。塩化ビニール樹脂で作られた防水シートを使用します。さまざまなデザインの防水シートが開発されているので、人目に付きやすい場所で多く用いられています。
耐用年数は12年から15年ほどであり、相場は1平方メートルあたり2,100~7,500円です。
FRP防水
FRPとは「Fiber Reinforced Plastic」の略称です。日本語では、繊維強化プラスチックと訳されます。軽量かつ耐久性に優れていることから、ベランダやバルコニーなどで多く採用されています。
耐用年数は約10年から15年とされており、費用相場は1平方メートルあたり4,000~7,500円です。
アスファルト防水
新築の際の防水工事においては、アスファルト防水が用いられていることがほとんどです。古くから使われてきた工法なので、施工品質が安定している点がメリットです。
ただし、信頼性が高い一方で、施工中には煙や臭いが発生するというデメリットがあります。そのため、既に居住者がいるリフォームでは用いられることはあまりありません。
耐用年数は12年から20年ほどと長く、費用相場は1平方メートルあたり5,500~8,000円です。
防水工事の種類について
防水工事にはさまざまな種類が存在します。それぞれの特徴を解説します。
アスファルト防水
アスファルト防水とは、アスファルト製の防水シートを貼り合わせる工法のことです。防水工事の中でも最も歴史が古く、大正時代から用いられてきた実績があります。
防水性・耐水性に優れていることから、現代でも広く取り入れられています。なお、アスファルト防水には「熱工法」や「トーチ工法」「常温工法」などの種類があり、幅広い分野で採用されています。
シート防水
シート防水とは、塩化ビニールやゴム製の防水シートを固定する防水工法です。固定方法としては、専用の接着剤を使用する「密着工法」や専用機械を使った「機械固定工法」などがあります。施工箇所に応じて最適な工法が選ばれています。
耐用年数は防水工事の中でも比較的長く、耐久性にも優れています。施工にかかる期間が短いというメリットもあり、新築・改修時はもちろん、ビルやアパートなどでも多く用いられています。
塗膜防水
塗膜防水は、近年主流になりつつある防水工事です。液状の原料を何度も重ね塗りすることで、防水効果を発揮します。
密着性の高さから割れにくく、改修の際には再度塗り直すことで対処可能です。塗膜防水には「ウレタン防水」や「FRP防水」などの種類があり、施工箇所に応じて選択されています。
浸透性防水
浸透性防水とは、浸透性の高い材料をコンクリートの表面に塗りつける防水工法です。材料としては、主に無機質系やケイ酸塩系などが挙げられます。
主にコンクリートの躯体に用いられており、地下の内外壁やエレベーターピットなどで多く採用されています。
屋根塗装の工程について
屋根塗装の主な工程としては「高圧洗浄」と「下塗り・上塗り」があります。それぞれ解説します。
高圧洗浄
高圧洗浄は、屋根塗装の初めに行われる工程です。屋根に汚れが付着していると塗料が塗りにくくなるので、高圧の水流で洗い流します。
なお、高圧洗浄の工程においては、周囲に水が飛散する恐れがあります。自宅はもちろん、周辺住宅の洗濯物を外で干すことができない可能性があるので、あらかじめ伝えておきましょう。
下塗り・上塗り
屋根塗装は、塗料を1回塗ったら完了ではなく、何度か塗る必要があります。一般的には、下塗りと上塗りの2回行われますが、中には中塗りが必要となるケースもあります。
下塗りは、屋根材と上塗りの塗料の接着剤としての役割を担っています。下塗りを行わずに上塗り塗料を塗ってしまうと、色むらや剥がれが起こるリスクが高まります。
なお、下塗りと上塗りとでは使用する塗料が異なります。劣化がひどい場合には、補修効果の高い下塗りを行います。
まとめ
奈良県には、防水工事を任せられる業者がたくさんあります。地域密着型のところがあれば、奈良県以外で施工を行っているところもあり、業者によって対応エリアが異なります。気になる業者があれば、対応エリアに該当しているかを確認することが大切です。
また、防水工事に特化した業者や、防水工事に加えさまざまな施工に対応している業者があります。防水工事以外に対応してほしい箇所があれば、事前に相談しておくとよいでしょう。
防水工事を検討している方は、本記事でご紹介したおすすめの業者のなかから、自分に合ったところを選んでみてはいかがでしょうか。見積もりを依頼したい業者が見つかった場合、まず公式サイトの問い合わせフォームや電話番号で相談してみましょう。