外壁診断は自分でできる?塗り替えでお悩み中ならこのチェック項目を確認!

公開日:2022/09/15  最終更新日:2022/11/22


外壁は、ある程度の年数が経つと塗り替えをしないといけません。しかし、問題なのはタイミングです。外壁の状態を見極めて、ベストなタイミングでお願いしたいという方も多いのではないでしょうか。もし、外壁診断が自分でできたら、塗り替えのタイミングがわかります。そこで今回は外壁診断のチェック項目をご紹介します。

外壁を悪い状態のまま放置しているとどうなる?

外壁は、風雨から家を守る大切な部分です。外壁が悪い状態のまま放置しておくと、最終的には外壁内部も悪くなり家がぼろぼろになります。

雨水の侵入を許す

外壁を悪い状態のままにすると、しだいに防水性が失われます。防水性が低くなると、雨水を弾くだけの能力がなくなるのですから、雨水が外壁の中に入り込んでしまうでしょう。雨水が侵入すると、ただちに家が使えなくなるわけではありません。しかし、雨水が家の中に侵入すると、家具なども影響を受けるため、そのまま放置するのは非常に危険です。

寿命が短くなる

外壁の劣化がもたらす被害は、雨水の侵入や家具の被害だけではありません。家自体の寿命も短くしてしまいます。なぜなら、雨水が家の内部まで入ると、躯体部分も悪くなるからです。躯体まで被害を受けると、家の寿命が短くなり、大掛かりなリフォームや建て替えの検討が必要になる可能性がでてきます。

こうなっていたらアウト!アウトな症状とは

外壁は、チョーキングや変色などの症状がでたらアウトです。また、アウトな症状は外壁診断のチェック項目にも繋がります。外壁は、チョーキングや変色などを早期発見できるかどうかで塗り替えのタイミングが見えてくるため、各症状をしっかり覚えておきましょう。

チョーキング

チョーキングとは、外壁を軽く触った程度でも、手が汚れてしまう状態です。チョーキングは白亜化現象ともいわれ、手には粉のようなものが付きます。粉の正体は塗料内に含まれている合成樹脂で、紫外線をはじめ、風雨によって劣化および分解されて発生します。

チョーキング現象のチェック方法はおもに2種類あり、手で触る方法と雨や水などで濡れたときの色によるチェックです。手で触る方法は、前述の通り粉が付くかどうか、雨や水の場合は変色の有無で判断します。もし、チョーキング現象が起こっていたら、外壁の塗り替えを検討しなければいけません。

色が変わる

チョーキング現象の変色も含め、外壁の色が変わってきたときは、アウトと考えてもいいでしょう。ただし、外壁の変色もいくつかの種類に分かれます。たとえば、日差しが当たりやすい外壁の場合は、紫外線などによる色あせ、日陰の場合はカビなどによる汚れです。一般的な家は、すべての外壁に日差しが当たるとは考えにくいので、日差しの当たり具合によりチェックすべき点が異なります。

しかし、同じ家で毎日過ごしているため、なかなか気づかないかもしれません。外壁の変色を確認するときは、明るい時間帯にあらためて遠くから見たり、色々な角度から確認してみましょう。

サビ

外壁にサビが確認できるときは、アウトのサインです。たとえば、金属サイディングやトタンなどを外壁に使用している場合は、材質が金属のため、劣化や施工不良といった理由でサビが発生します。サビが発生してそのまま放置しておくと、サビの部分がどんどん広がり、最悪の場合は穴が開くので要注意です。

穴が開いてしまうと、そこから雨水などが侵入し、家の躯体が傷む可能性も否定できません。ただし、サビはいつどこで発生するか分かりません。ちょっとしたサビでも穴が開くと腐食を招くため、家を一周回るなどして確認するようにしましょう。

塗膜の劣化

外壁の塗膜は、雨水の侵入を防ぐ大切な部分です。この塗膜が劣化したときは、アウトといえるでしょう。ただし、塗膜の劣化にはいくつかの種類があります。たとえば、塗膜がところどころ空気が入り膨張してしまう現象です。塗膜の膨張は、下塗りの失敗などが原因で起こります。

また、塗膜部分が剥がれていたり、かけてしまっている場合も外壁本来の役割を果たせる状態ではありません。このような状態を放置しておくと、雨水が侵入し家本体がボロボロになるので要注意です。

無理のない範囲でチェックしよう

外壁の診断は、前項の項目を中心に無理のない範囲でチェックしましょう。しかし、すべてのチェック項目を把握したとしても、家の二階部分などの確認は危険が伴います。家全体を自分でチェックできたらベストですが、優先すべきは自分の身の安全です。また、仮に外壁の劣化が確認できたとしても、塗り替え時期の最終的な判断が難しいかもしれません。各症状をひとつひとつ丁寧に確認して、外壁の状態を正確に把握するようにしましょう。

まとめ

外壁診断は、チェック項目を用いればセルフチェックも可能です。しかし、前述の通り、二階部分などの高いところやのぼらないと分からない屋根は危険を伴うのでセルフチェックをおすすめできません。安全と外壁の塗り替え時期の判断は、セットで考える必要があります。外壁塗装を専門にするプロは、目視、打診棒、ルーペなどを活用し外壁の状態を正確に判断します。外壁診断は、あまり無理をせずプロに依頼しましょう。

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