外壁塗装の色選びのポイントについて詳しく解説!
大切な家を長持ちさせる、メンテナンスとして重要な外壁塗装ですが、あなたの家の第一印象を決める大切な要素でもあります。また、一度塗ったら10年前後は同じ色で、毎日暮らすマイホームだからこそ、色選びは慎重にこだわりたいところ。ここでは外壁塗装の色選びのポイントについて、詳しく解説します。
外壁塗装の色選びでよくある失敗
基本的に、外壁塗装の色選びは所有者の自由です。しかし、あまりよく考えずに色を選んでしまい、あとで後悔したという失敗談もよく耳にします。張り切って外壁塗装をしたけど失敗してしまったという例を、最初にいくつか紹介しておきます。
汚れが目立ってしまった
外壁塗装の失敗例によくある例として、汚れが目立ってしまったというパターンがあります。塗り終えた直後はきれいなのは当たり前として、数か月~数年が経過したときずいぶん汚れて見える家と、そうでない家があります。砂埃などにさらされやすい、落ち葉などの落下物が多い、風雨が当たりやすいといった条件にある場合は、汚れが目立ちやすい色は避けたほうがよいでしょう。
周囲の雰囲気に合わず、浮いてしまった
近所にほかの住宅がない環境は別として、近所の雰囲気からあまり外れすぎないように気を付けるべきです。鮮やかな原色系や、個性的な色の組み合わせを選ぶときは、隣近所の建物の中で違和感が出てしまわないか、慎重に検討しましょう。
イメージ通りの仕上がりにならなかった
外壁塗装は色見本やCGの通りに仕上がるとは限りません。光のあたり加減や、周囲の樹木や建物との相性でも印象は変わります。仕上がりは実際に塗ってみないとわからないものではありますが、職人の腕にも左右されます。外壁塗装では業者選びも大切だということがわかります。
外壁塗装の色選びのポイント
当記事のメインテーマである、外壁塗装の色選びにおけるポイントを順に解説します。
色見本だけで選ばないようにする
色選びでは業者から色見本を提示されますが、色見本での印象や、1つ2つの施工例だけで決めてしまうと、実際の仕上がりとのギャップに後悔することにもなりかねません。なるべく多くの施工例を確かめたり、CGシミュレーションを活用したりして、具体的な仕上がりイメージを持つようにしましょう。
ベースカラーとアクセントカラーをうまく使い分ける
ベースカラーを選ぶ際には、面積効果に気をつけましょう。面積効とは、広い面積で塗られているほど明るく鮮やかに感じる錯覚の一種です。色見本で暗めに感じた色でも、実際に塗ると想像以上に明るく感じることがあります。面積の大きなベースカラーでは鮮やかさは控えめにして、派手な色はアクセントカラーに用いるなどの工夫をすると、きれいにまとまりやすくなります。
周囲の景観との調和が大切
あえて目立たせたい場合を除いて、周囲の住宅や景観と調和する色を選ぶのは重要なことです。「張り切って外壁塗装をしたが、近所で悪目立ちしてしまい、結局塗りなおした」といったことになると残念なうえに無駄な出費となります。無理に個性を抑え込む必要はありませんが、そのあたりは実生活によく照らし合わせて検討することをおすすめします。
色ごとのイメージやメリット・デメリット
最後に色ごとのイメージやメリット・デメリットをまとめておきます。どのカラーにも長所と短所があり、絶対に万能な色というものは存在しませんが、組み合わせ方しだいで、好みと環境にマッチさせることができます。色ごとの特徴を把握して、ベストな色選びに役立ててください。
定番カラーは汚れにも強い
グレーやブラウンなどのダーク系の定番カラーは、汚れや色あせが目立ちにくく、落ち着いた印象を与えます。地味な点を欠点と考える人もいますが、アクセントカラーの組み合わせ次第では、オリジナルな側面も演出できます。
高級感の出る色も
落ち着きや高級感を重視したい場合は、ホワイトやブラックをベースとした配色を検討しましょう。ただし、ホワイトはやや汚れに弱い面もあり、ブラックは周囲に威圧感を与えてしまう場合もあるため、仕上がり後の雰囲気もよく見定める必要があります。
淡いパステルカラー系も人気
近年人気が高いのは、パステルカラー系のやさしめの色調の組み合わせです。ホワイトと同じくやや汚れに弱い面はあるものの、都市型の住宅地とならとくに相性もよく、オリジナル配色も自由自在という魅力があります。
個性的な鮮やかカラーは色あせに注意
景観や地域的な問題がなければ、鮮やかな原色系を多用するのも可能で、個性をアピールできることは間違いありません。ただし、鮮やかな色ほど色あせには弱いという弱点もあるので、塗りなおしまでの期間なども考慮しておく必要があります。
まとめ
外壁塗装の色選びのポイントについて、わかりやすく解説しました。外壁塗装は戸建て住宅にとって必須のメンテナンスであると同時に、色のイメージによって価値まで左右する大切な工事です。あなたの個性やセンスを表現できる場でもあるので、家族とも楽しく、じっくり話し合って決めることをおすすめします。記事内の情報が、少しでもお役に立てば光栄です。