外壁塗装はなぜ必要?行う理由とメリット・デメリットを解説
あなたは何十年も前に建てた住まいの外壁を放置していませんか?外壁は常に紫外線や雨風から居住者を守っているため10年も経てば劣化が目立ってきます。外壁塗装を行わず放置していると最悪の場合、住まいが倒壊する可能性も。ということで本記事では外壁塗装を行う理由とメリット・デメリットについて解説します。
外壁塗装を行うべき理由
外壁工事は一回行うだけでも100万円以上かかる工事です。果たして100万円を支払ってまで行う理由はあるのでしょうか。ここから外壁塗装を行う理由について3つほど紹介します。
紫外線や雨風の影響を修正する
外壁や屋根は一年中紫外線や雨・風の影響を受けています。寒暖差が激しい地域では木の膨張・収縮が大きくなりますし、寒い地域では結露によって木が濡れてしまいます。
このような状況を放っておくと、木や外壁に亀裂が入り、そこからさらに水が浸食してしまいます。構造体にまで水が浸食すると、耐震性能が落ちるほか、雪などの多少の重みにも耐えられず倒壊する危険もあります。
そのため住まいに長く住み続けるためには、定期的なメンテナンスで住まいを健康に保つ必要があるのです。人間の体は自然治癒能力があるため、規則正しい生活をしていれば傷も治りますが、住まいはそのようにはいきません。人がメンテナンスする時間を用意し、人工的に修復する必要があるのです。
イメージチェンジ
外壁塗装を行う理由は、家を長持ちさせるだけではなく、イメージチェンジを行い「いつまでも大好きな家」を保つことです。家だけに限らずモノは放っておくと汚れてきて愛着が薄れてきます。
しかしお手入れをしっかり行うことでモノへの愛情はいつまでも保つことができるのです。長年住んできた家が新築同様に綺麗になると考えたら外壁塗装を行いたくなるのではないでしょうか?
資産価値を維持する
家の資産価値をキープすることも外壁塗装を行う理由の一つです。外壁塗装を定期的に行っておくことで、いざ住まいを売却するといったときに売り込みやすくなります。またメンテナンスをしっかり行っている住まいは世代を超えて住み続けられるため、子どもたちに資産を残すことができるでしょう。
外壁塗装のメリット
外壁塗装を行う理由について分かっていただけましたか?ここからは外壁塗装のメリットを5つ紹介します。
住まいの外観を新築のようにできる
前述した通り外壁塗装を行うことで住まいの外観を新築のようにできます。新築から10年経った家は外壁が汚れたり、コケやカビが生えていたりするため綺麗とはいえません。外壁工事を行うことで外壁を新築同様に綺麗にできるほか、カラーリングを変えれば新たな住まいを手に入れた気分になることができます。
外壁の劣化を修正
外壁の劣化を修正できることも外壁工事のメリット。前述した通り外壁工事を定期的に実施すれば外壁の劣化を修正し、住まいを長持ちさせられるでしょう。外壁工事にはひび割れた場所からの水の浸食を防ぎ、サイディングの「反り」や「はがれ」を防止する効果が見込めます。
雨風・紫外線から住まいを守る
外壁は常に雨風や紫外線から刺激を受けています。外壁工事はその影響を限りなく0に近づけ、住まいを長持ちさせるために行う工事です。新築に使われた塗料の耐久年数は7~10年程といわれているため、10年に一度は行うとよいでしょう。
外壁に機能を追加できる
現在の外壁工事は外壁を綺麗に直す他に、機能を追加できるようになっています。たとえば紫外線を反射し、塗装の表面温度が上がりすぎないようにする機能や、弾性的な塗料を使用し水の浸食を防ぐ方法、外壁の汚れを雨水によって洗い流しやすくするセルフクリーニング機能などがあります。このような機能を外壁に追加することで家の耐久年数が伸びるほか、資産価値が安定するため、売却する際に高値で売買できるでしょう。
外壁塗装のデメリット
外壁塗装のデメリットはとくにありません。外壁塗装に費用がかかるからといって放置しておくと、劣化が進行し改修工事が必要なことになるケースもあります。
たとえばシロアリに構造材が浸食され、耐震性のない住まいになってしまったり、断熱材が水に濡れ、断熱性能が落ちることで電気代がかかったりするのです。たとえ100万円かかる外壁工事だとしても、10年に一回行うかどうかの工事です。外壁工事は定期的に実施するものだと考え資金繰りを行っておくと安心です。
今回は外壁塗装を行う理由とメリット・デメリットについて解説しました。外壁塗装工事は住まいの寿命を延ばし、紫外線や雨風から居住者を長く守ってくれます。また外壁塗装工事にはデメリットが「お金がかかる」のみですから、毎年10万円を貯金すれば10年で外壁工事代の100万円を作ることが可能です。10年に一度の外壁塗装のために貯金を始めてみてはいかがでしょうか。