外壁塗装が不要な家ってある?メンテナンスをしないとどうなるの?

公開日:2023/05/15  


戸建て住宅の場合長く住み続けると外壁塗装を行う必要があるといわれていますが、メンテナンスをしないでいるとどうなってしまうのでしょうか?外壁塗装が不要な家はないのでしょうか?本記事では、外壁塗装を行わないとどうなるのか、メンテナンス頻度が低い家にはどんな特徴があるのかについて詳しく解説していきます。

外壁塗装が不要な家・劣化しにくい家の特徴は?

基本的にはどの外壁を選んだとしても、雨風にさらされる外壁は時間の経過とともに劣化してしまうため、定期的に塗装をする必要があります。

しかし一部には外壁塗装がほとんど不要な外壁も存在しています。100%メンテナンスの必要がない外壁はあまりありませんが、ほとんど劣化のしない外壁を選べば、メンテナンスの頻度を落とすことが可能です。

メンテナンスにお金をとられたくない、極力手間のかからない家を建てたいと考えている方は、劣化しにくい素材を選択するようにしましょう。外壁塗装が不要な家・劣化しにくい家の特徴を詳しく紹介していきます。

レンガ

劣化しにくい外壁素材1つ目はレンガです。レンガの耐久年数は一般的に30~50年ほどといわれており、塗装をせずに利用することができます。レンガは人気があるため、レンガのように見える外壁用の壁紙のような物が多数存在しており、そちらの場合は当然耐久性はないので、レンガを選ぶ際は間違えないよう注意が必要です。

タイル

劣化しにくい素材2つ目は、タイルです。タイルもレンガ同様に高い耐久性能を持っているため、選ぶことで限りなくメンテナンスの頻度を低くすることができます。もしも耐久性の高い素材を選びたいと考えているのであれば、タイルも選択肢のひとつとして考えるとよいでしょう。

外壁塗装が劣化するとどうなる?

次に、外壁が劣化してくると現れる症状を紹介します。下記のような症状がすでに自宅の壁で確認できる場合は、すぐにでも自宅を建てた際にお世話になったハウスメーカーなどに相談した方がよいでしょう。

新築の時に比べて色が落ちる

外壁の塗装が劣化すると、新築の時に比べて色が落ちるという目に見えた変化が現れます。塗料の種類によっては性能の劣化よりも早い段階から色落ちが現れるため、必ずしも色が落ちたら塗り替えるべきとは言えませんが、かなり色が褪せてきたら専門家に相談するようにしましょう。

触った際に手に粉がつく

塗料の種類によっては、劣化すると粉が出るようになり、触った際に手に粉が付着するようになります。外壁に目に見えた変化がない場合にも、定期的に触れて粉を拭いていないか確認するようにしましょう。

劣化した外壁をそのまま放置するリスク

劣化してしまった外壁をそのまま放置し続けると、雨漏りや耐久性能の低下などのリスクが発生します。これらのリスクは外壁のメンテナンスを少しさぼったからといって簡単に現れる物ではありませんが、リスクが実際に確認できるようになってから対処するのでは遅すぎるので注意しましょう。

ここでは、外壁の劣化を放置しすぎると発生する可能性があるリスクを詳しく紹介していきます。

外壁の劣化を放置するリスク1つ目は、雨漏りです。外壁の塗装には、雨が自宅内部まで染み込んでくるのを防ぐ効果もあるため、劣化しているのに放置を続けていると雨漏りが発生する可能性が高まります。一度雨漏りになってしまうと、メンテナンスコストだけでなく追加で修理費用までかかってくるので注意しましょう。

劣化を放置し続けるリスク2つ目は、外壁に亀裂が入る可能性があることです。外壁の塗装には自宅の壁を雨や風、粉塵から守る効果もあるため、劣化した状態で放置を続けると外壁まで亀裂が入ってしまう可能性が高まります。面倒かもしれませんが、メンテナンスを怠ると無駄な修理の必要が出てきて、余計にお金がかかるようになるので注意しましょう。

劣化を放置するリスク3つ目は、建物の耐久性能が下がり倒壊する危険性が高まることです。外壁の塗装には、自宅の骨組みを保護する効果があるため、劣化しているにもかかわらず何の対策もとらず放置を続けると、建物の耐久性能が下がり、倒壊の危険が高まります。マイホームに長い期間住み続けたいと考えているのであれば、劣化の症状が確認できたら、できる限り早めに対処するようにしましょう。

塗装の頻度をなるべく減らすには?

塗装の頻度をなるべく減らしたい、メンテナンスコストを少しでも抑えたいと考えているのであれば、マイホームを建てる段階から耐久性の高い外壁を選ぶことが重要です。初めてのマイホームとなると、外観も自分の好きなようにしたいと感じるかもしませんが、デザイン性だけを重視して素材を決めてしまうと、結果的にメンテナンスコストが高くつく可能性が高いので注意してください。外壁の素材を決める際は、デザイン性だけではなく、長期的な視点を持つことが大切です。どのくらいメンテナンスが大変なのかもきちんと把握して選ぶようにしましょう。

まとめ

本記事では外壁塗装が不要な家はあるのか、メンテナンスをしないまま放置しているとどうなるのかについて解説しました。いかがだったでしょうか?塗装を行っている壁なのであれば定期的にメンテナンスとして塗装を新しくしなければ効果がなくなってしまいます。住宅を建てる前からメンテナンスの頻度を下げたいと考えている場合は、レンガやタイルのような塗装の必要がない素材を選択するようにしましょう。本記事が外壁塗装で悩まれている方のお役に立てれば幸いです。

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